クーロンズ・ボール・パレード感想文① 〜野球こじらせヲタが読むとこうなる〜
すっかり活動停止したこのブログのアカウント。最後の記事は共通テストのレポートですか。あの頃はしんどかったですね。なにせ漫画もアニメも見れない!(大嘘)でもプロ野球もオフシーズンだったのでしんどかったのは本当です。
まさかこんな開幕ダッシュを切るなんて思ってなかったぜ…
そんな適当な僕が今日書く内容はこちら!
「クロパレを専門的な見方で読むとどうなるのか」
いつだったかな。前々回のあの練習試合みたいな話の前半についてTwitterで長文ツイートしたんですけど結構見づらいしなにより「自分はそんな専門的な知識よりもこの世界観が好きなんだ!」って人もいると思うんですよね。
現に掲載順と人気が直結するわけではないですが今週最後尾だけど先々週のジャンプで1番人気でしたよね確か。もう既にファンアートを描いてる方もいらっしゃいますし。しばらくジャンプ本誌で野球漫画ってなかったので長続きしてほしいです。
①木戸修平君は使えるかそうじゃないか
さて本題に入りましょう。今週初登場の新キャラ木戸修平君。都大会準優勝のチームの副キャプテン(実質キャプテン)だそう。その他の前評判としては
・走攻守どれも平均以上の能力
・選球眼がよい
・ポジションはファースト
とこのような感じ。数字的なデータとしては
・大会の打率は.256
・1打席の平均投球数は4.2
・出塁率は.345
です。
漫画の端っこにも書いてありましたがかなり優秀な数字ですね。出塁率が.345ということは3打席に1回は出塁するということです。つまり1試合3~5打席くらい立つのでほぼ毎試合どこかしらで出塁してくれるという計算です。日車君が打点王になるのも納得です。
まあ打率に関してはもう少し上げてもらうといいですよね。やっぱり四球頼みだとどうしても苦しいので打って出塁する能力もあると起用しやすくなります。
ただそれともう1つ気になることがあります。それは木戸君がどれほど長打、つまり普通のヒットではなく二塁打や三塁打、本塁打を打てるのかということです。
例えばまずノーアウトランナー無しの場面で木戸君がヒットを打ったとします。そして次のバッターがセカンドゴロを打った場合おそらく4-6-3のダブルプレーが完成します。これで2アウトランナー無し。チャンスが潰れてしまいました。
余談ですがこの4-6-3というのはプレーに誰がどの順番で関わったのかを表しています。
まず数字はそれぞれこのような意味があります。
4-6-3というのは最初に4(セカンド)がボールを捕り2塁ベースにいる6(ショート)にボールを渡して1塁ランナーをアウトにしたあと3(ファースト)にボールを転送しバッターランナーをアウトにしたということです。野球中継とかでもよく聞きますね。
話を戻して今度はノーアウトランナー無しの場面で二塁打を打ったとします。そして同じように次のバッターがセカンドゴロを打った。この時セカンドの位置と3塁ベースの間には距離があるのでランナーは3塁に進みおそらくセカンドは1塁でアウトをとります。そうすると1アウト3塁の形ができます。
この形は割と得点が入りやすいです。ヒットを打てばもちろん点が入りますしスクイズも出来ます。犠牲フライでも1点です。守備のシフトによっては内野ゴロを転がすだけでも点が入ります。ピッチャーのワイルドピッチで得点が入る可能性もあります。
と、このように長打力のあるなしで攻撃パターンに大きな差が出てきますね。
打者の活躍を示す方法の1つとしてOPSというものがあります。OPSというのは出塁率と長打率を足した物です。下の画像はWikipedia引用。
木戸君はファーストという守備力だけでなく打撃力も求められるポジションの選手なので出塁率を考えると長打率は.450以上は欲しいですね。
ちなみに去年のプロ野球で1番OPSが高かったのは福岡ソフトバンクホークスの柳田選手で1.071。化け物すぎる…。
ここまでは打撃、特に長打の必要性を語ってきましたが長打力がないならもう1つチャンスを作る方法があります。
それは「盗塁」です。
ただ盗塁は本人の足の速さだけではなく相手投手の投げるモーションの速さや相手捕手の肩の強さによって成功率が左右されるので難しいですね。
では次に守備の話をしようと思いましたがその前に1つ。剣君が守備が苦手なのを露呈した時に「剣君をファーストにしたらどうか」という意見を見ました。
僕個人の意見としては後に出てくる木戸君の存在を入れずに考えても反対ですね。
理由としては「不慣れなポジションで守備をすることで打撃の調子を崩すくらいならある程度エラーに目を瞑ってでも長打力を活かす方がいい」と考えるからです。
確かにサードよりもファーストの方が動きとしては簡単に見えるかもしれません。が内野ゴロが飛ぶ度にファーストは送球を捕るという仕事があります。それに自分で打球を捕った時に投手との連携も必要となるので意外に負担の多いポジションでもあります。
それに加えてサードは内野の中で最も1塁ベースから離れたポジションです。そこからバッターをアウトにするためには強い肩が必要になってきます。ファーストがなかなか強肩を発揮する機会が少ないので勿体ないかなと思います。
木戸君の守備は安定感があっていいので椿君が無理に打球を捕りに行って送球がやや逸れてしまったとしても木戸君なら捕れるので剣君のカバーを守備範囲の広い椿君がすることは十分可能だと思います。
まあ後は怪我の心配ですが漫画ですし大丈夫ですよね。ですよね…?
結論:木戸君打撃力向上すればかなり有能選手
②起用法
ここから先はチーム全体の起用法、といってもまだ選手は5人しかいないので起用法もへったくれもないんですが。
まず1番はショート椿君。これはもう彼しかいないでしょ。なんたって目立ちたがり屋という先頭打者向きの性格ですし足もあるので適正◎です。
2番はファースト木戸君。椿君はやや調子にムラッ気がありそうなのでもし椿君が打てなくても木戸君が出塁すればいいという状態を作るために2番で起用。この2人のどちらかが出塁すれば4番に高確率で回るので。
3番は飛ばして4番は剣君。長距離砲として取ったので是非とも4番として本塁打を量産してほしい。
バッテリーの2人に関してはこんな凸凹チームで負担も大きいと思うので8・9番に座り守備に集中してもらいたい。
まとめ
まあ今週号に関して言いたいことは言えたかな。まあ前々回の時にあのような事を言いはしましたがおそらく人気が出てきたら野球ファン特有の手のひら返しで応援しますきっと笑。
でもジャンプ本誌で長続きした野球漫画が僕の記憶にないので長続きしてほしいです。マガジンはダイヤのA、サンデーにはMAJOR/MAJOR セカンドがあるので是非ともそれと張り合えるようになってもらいたい。
集英社の野球漫画だとドラフトキングが好きですね。あれは着眼点がいいですよね。選手という表向きではなくスカウトという球団の裏側に着目しててすごく面白いです。
でもさ、なんでかな。ドラキンもMAJORも横浜が舞台なのなんで!?もっといろいろな球団舞台にしてよ!阪神とか阪s
※当ブログは文乃・阪神推しです。